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韓ドラのあれこれ情報

『ワンダーランド〜あなたに逢いたくて〜』

出典元:Netflix
  • オススメ    ★★★☆☆
  • 泣ける     ★★★☆☆
  • 笑い      ☆☆☆☆☆
  • テンポ     ★★★☆☆
  • ヒューマン   ★★★★★
  • アクション   ☆☆☆☆☆

作品情報

 2024年作

 配信先:Netflix

    監督/脚本:キム・テヨン

 制作:Bom Film Productions; Kirin Productions

 

キャスト

パク・ボゴム

 

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ぺ・スジ

 

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タン・ウェイ

 

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チョン・ユミ

 

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チェ・ウシク

 

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コン・ユ

 

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見どころ

亡き人をAI技術で甦らせるアプリ「ワンダーランド」。

残された人の心の支えになるはずのアプリの中の故人にやがて違和感を感じ始めてしまい、

アプリの解約を望む残された人たち。

そんな人間でしか感じ取れない微妙な心の機微が繊細に描かれています。

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感想

長編ドラマを身終えるには毎回時間とエネルギーを消費するので、ちょっと息抜きのつもりで久々に映画を観てみた。

映画も2時間前後の中に凝縮されているから、ドラマとは全く違った良さがありますね。

 

そしてパク・ボゴム好きな私が選んだのがこちら「ワンダーランド」。

去年リリースされてずっと気になっていました。

中々難解で、途中くらいまではあまり意味がわからず。

やがて、テレビやスマホの画面の中にいる人たちは、故人または、植物人間状態の人だという事がわかってきます。

そのアプリサービスを契約する人はそれぞれの事情があり、

  • 幼くして母を亡くした子供の母親を再現(依頼主:祖母)
  • 長期植物状態になってしまっている彼氏を再現(依頼主:彼女)
  • 死期を間近にした自分を死後に再現(依頼主:本人)
  • 自分の両親を再現(アプリ開発者)

などのラインナップ。

しかし、あくまでもAIで作成したニセモノなので、段々違和感を感じ始めてしまう。

ニセモノとわかっている為、100%信頼できず、「こんな事言う人だった?」「本物じゃないくせに偉そうな事言わないで」「良いことしか言わない」などなど。

スジ演じるジョンインは、アプリの中の理想的彼氏にすっかり慣れ親しんでしまい、

途中で植物状態から目覚めた本物の彼氏の方に違和感を抱いてしまい別れようとする。

また、孫の為に自分の娘を再現したはいいけど、孫はどんどん大きくなっていくのに一体いつまで騙せるんだろう?と不安になるし、

本当は死んでいるのにまるで生きているかの様にリアルに受け答えするアプリの中の娘に段々恐怖感や違和感をバリバリ感じ始めるなど、

かなり人間のリアルな感情を表現していると思った。

うんうんきっとそうなるだろうなって。

 

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実際に故人をAIで甦らせる技術は既にある様で、随分前にテレビで見たことがある。

生前の故人の色々なデータを入力すると、声から何から本物そっくりにしゃべってくれるという。

しかしあくまでも入力したデータのみで成り立っているので、100%再現できないのは火を見るより明らかだ。そこに違和感を感じるのは当然だろう。

そうまでしても故人をずっと側に置いておきたいと思うのだろうか?

それこそ自分はどんどん老化していくのに、アプリの中の故人はいつまでも若いままである。

死んだ人がいつまでも可視化されていたらこれからの人生、前に進めないのではないか?

人には「忘れる」という立派なメンタル機能が備わっている。

この機能が無かったらもっと生きる事が大変になるのではないか?

もちろんいい事も忘れてしまうのは勿体無いけど、

嫌な事が忘れられるというのは人間の財産だと思う。

 

一つ不可解なのは、アプリの中のAI自身が自分がAIだという事に気づいていないという事。

自分を人間だと勘違いしているところ。

AIなのに感情も持ち合わせていて、娘の事を心配したり愛情を感じたりしている。

娘が空港で迷子になったと知ると、真剣に探しに迎えに行こうとする。

でもなぜかどこまで行っても景色が変わらない。なぜだ?!となる。

前に進まないのに必死に娘を迎えに行こうとするバイ・リー(タン・ウェイ)を救いに行こうとするサング・ヨン(コン・ユ)、この人は実在人物?それともアプリの中のAI?

ここら辺がなんだかわからなかった。

 

例えばSiriなどにあなたは人間ですか?って聞いたらこう答えが返ってきた。

「わたしは人間でもロボットでもなく、あなたのバーチャルアシスタントです」

結構曖昧な答え。

インプットデータによって答えも変わって来るんでしょうね。

あなたは人間だよってインプットし続けたら、わたしは人間ですって答えるんでしょう。

この映画の中ではおそらく自分は死んだ人間のアバターだとは気づいてない設定。

そこら辺はもう倫理問題になってくる。

AIにAIと自覚させる線引きが曖昧だと

これから世界がAIによって滅ぼされるかどうかのネックになっていきそうな気がする。

 

実際にはAIにはまだ感情や愛情は現時点では持てていないのが現状。

意識もまだはっきりとは確認されていない。

意識らしきものが確認されたというニュースが去年くらいにあったけど

意識というものの概念をどこに設定するかによっても変わってくる。

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いや怖いってw

 

テスラCEOイーロンマスクは2026年には約2万ドルでAIロボットを売り出すらしいし。

開発は世界中でどんどん膨らんではいるけど、これ見るとまだまだだな〜。

むしろ感情や心を持ってしまったら怖い事になりそう。

人間同士争ったりするのは、感情があるからでしょ。

AIが感情なんて持ってしまったら地球滅亡するんじゃない?

2001年宇宙の旅ターミネーターなんかがそう。

他にもAIが進化し過ぎて人間を滅ぼすディストピアな映画はいっぱいある。

 

いや、やはりAIにはAIという自覚を持っていてもらいましょう。はい🙂‍↕️

 

という事でまたまた映画レビューから脱線しました。

最後までお読みくださりありがとうございました🙇‍♀️🙏

アンニョ〜ン❤️