※この記事には一切PR案件は含みません。
今回はずっと気になっていた韓ドラではお馴染みのよく出てくる商品について深掘りしてみようと思います。
PPLとはProduct Placement(プロダクトプレイスメント)の略。映画やドラマ、ゲーム、アニメなどの作品に製品やサービスを登場させる手法。
皆さんも韓国ドラマを観ていると、結構な頻度で登場するお菓子やらチキンやらの事不思議に思った事ありませんか?
なぜか登場の仕方も取って付けた様な唐突さで、一瞬??と思う事もしばしば。
これは韓国のドラマ界事情によるものとも言えそうです。
韓国では2010年の放送法改正により、ドラマやバラエティーなどで間接広告が認められる様になりました。
背景には世界的に韓国ドラマ人気が年々増大して、期待に応えるべくCG多様や世界観の壮大さ、映像のハイクォリティ化、キャストへのギャラなど制作費が高騰。
余談ですが最近ではNetflixのイ・ミンホ主演の「星がウワサするから」はなんと推定制作費50億円!!
また韓国では日本の様に番組の間にCMを流せないので、どうしても作品中にCM案件を挟まねばならない事情もあります。
こうしてPPLに頼らざる負えない背景があります。
韓国ではPPLに対して放送通信委員会(KCC)が管理・監督しています。
以下KCCガイドライン
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1,PPLは、放送プログラムの内容や編成に影響を及ぼしてはならない。
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2,視聴者を誤解させるような過度なPPLは禁止。
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3,ニュース、教養、子ども向け番組でのPPLは原則として認められない。
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4,PPLを行う場合、番組開始前または終了後にスポンサー表示を行うこと。
最近では「愛の不時着(2020)」「ザ・キング(2020)」などでは、PPLが度を越しているという批判を受け、製作陣が謝罪するという案件も起きています。
確かに不自然な形で商品が出てくると、視聴者としては若干引いてしまいますよね。
さて、それではどんな商品がよく出てくるのか挙げていきますね。
サブウェイ
KOPIKOコーヒーキャンディ
KAHI マルチバーム
これどうやらキム・ゴウンのスポンサーみたいですね。
bb.q オリーブチキン
日本でも食べられるみたいです。
チャミスル(焼酎)
ネスプレッソVertuo
このタイプは日本には無さそうです。
正官庄「紅参精エブリタイム」
漢方なので苦いらしいです。
まとめ
まだまだ挙げればキリがないくらいのPPL。
実際に効果は絶大な様で、商品の売り上げ増加にかなり貢献しています。
また人気タレントの着用した服などは秒で完売する事もしばしば。
こういった裏事情なども知っておくと、なぜ唐突にこの商品何度も出てくるの?という疑問から解放されて韓ドラをより楽しめる様になれそうです。
逆にこれPPLタイムねって割り切ってしまえばいいのかと。
ただせっかく感情移入中に、唐突なCM挟まれると興醒めしちゃうというデメリットもあるにはあるけど・・・
まあ行き過ぎ感満載のも中にはありますが、そのおかげでお金の掛かった大作を観られると思えばご愛嬌って事で。
この記事が何かの参考になれば幸いです。