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作品情報
2023年 Amazonプライムビデオ 全8話
ハングル表記:이재, 곧 죽습니다(イジェ,コトチュクスムミダ)
英題:Death's Game
原作:イ・ウォンシク(ウェブトゥーン)
脚本/演出:ハ・ビョンフン(18アゲイン)
キャスト
チェ・イジェ(ソ・イングク)
主人公
死(パク・ソダム)
パク・テウ(キム・ジフン)
テガングループCEO パク・ジンテの兄 サイコパス殺人鬼
イ・ジス(コ・ユンジョン)
主人公チェ・イジェの彼女
イジェの母(キム・ミギョン)
パク・ジンテ(チェ・シウォン)
1人目の転生者 テガングループ御曹司 パク・テウの弟
ソン・ジェソプ(ソンフン)
2人目の転生者 エクストリームスポーツ選手
クォン・ヒョクス(キム・ガンフン)
3人目の転生者 高校生でいじめられっ子
イ・ジンサン(ユ・インス)
いつもクォン・ヒョクスをいじめているクズ男
イ・ジュフン(チャン・スンジョ)
4人目の転生者 闇のフィクサー?
チョ・テサン(イ・ジェウク)
5人目の転生者 テコンドー選手
チャン・ゴンウ(イ・ドヒョン)
7人目の転生者 広告モデル カフェでバイト
チャン・ギュチョル(キム・ジェウク)
8人目の転生者 画家 サイコパス殺人鬼
アン・ジヒョン(オ・ジョンセ)
9人目の転生者 刑事
ホームレス(キム・ウォネ)
10人目の転生者
ざっくりあらすじ/見どころ
主人公チェ・イジェ(ソ・イングク)は就活を7年間もし続けるもうまくいかず、投資には失敗、家賃も払えず家を追い出され、彼女からは見放されたと勘違い、生きるのが嫌になり屋上から飛び降り自殺を図る。
ふと気がつくと目の前には自分を「死」と名乗る謎の女性。
イジェが書いた「死とはこの苦しみに終止符を打つための道具だ」「死など微塵も怖くない」という内容の遺書を叩きつけられ、「死」を軽んじた事に対する罰を与えられる。
その罰とは本当の死の苦しみを味わうために、12回分の絶対決まっている誰かの死を体験させられるという内容。
一つだけ逃れられる条件として、もしも死を回避できたなら、その人の人生を最後まで生きる事ができるというもの。
そして様々な人の死を体験する事になります。
- 大企業の御曹司
- Xスポーツ選手でパラシュート無しでスカイダイビング
- いじめにあっている高校生
- ミッション一ポッシブル張りカースタントを繰り広げる裏社会のフィクサー
- 喧嘩がめちゃくちゃ強い服役囚
- ビジュが良く広告モデルでカフェ店員
- サイコパス殺人鬼の天才画家
- うだつが上がらない中年刑事
- ホームレス
- 赤ちゃん
- リストラされた中年サラリーマン
そして最後に転生したのは・・・・
本作は、一人ひとりの「転生ストーリー」がオムニバス形式で描かれており、それぞれを豪華キャストが演じているのが大きな魅力です。毎回、どんな人生を歩むのか、どんな展開が待っているのか、そしてどんな“死”を迎えるのか――観ているこちらもハラハラドキドキが止まりません。
一話ごとの出演時間は決して長くはないのに、俳優陣の演技力が素晴らしく、どの人物の人生も短い時間の中で深く描かれています。「もっとじっくり見ていたい」と思わせるほど、一人ひとりの物語に引き込まれてしまいます。
そして物語が進むにつれ、バラバラに思えた転生の物語たちが少しずつ繋がり始め、やがて壮大な復讐劇へと姿を変えていく構成も見事。伏線が回収されていく展開には思わず唸ってしまいます。
主人公イジェは何度も転生と死を繰り返す中で、人間として成長し、命の重みや尊さ、自分の命が決して“自分だけのもの”ではないという真実に気づいていきます。
そして何と言ってもこのドラマの最大の見どころは、豪華な俳優陣による演技力にありますが、やはり最も印象的なのは、主人公イジェを演じたソ・イングクの存在感です。
特に注目すべきは、彼が物語の序盤以降、ほとんどの時間を“地獄の一歩手前”とも言える謎の空間で演じている点です。下界でのリアルな出来事ではなく、壮絶な死の体験を経てそこから戻ってくる場面が中心でありながら、彼の演技には毎回深い感情がこもっていて、まるで実際に下界と死の世界が繋がっているかのようなリアリティを感じさせてくれます。
クライマックスに向かって深まっていく感情と、涙なしでは見られない最終回。命と向き合う全ての人に、ぜひ観てほしい作品です。
自分の中では名作トップ5にランクインです。
ところどころエグい殺人シーンなどがあるので、苦手な方は要注意⚠️